社員教育ビデオを作ろう!
松本智子さん(仮称)DIYチェーン店本社 総務部
流通業、製造業、そして建設業…。
どの業界でも、社員教育は管理系部署の大切な仕事。
効率的な手法として今、映像の活用が注目されています。
現場の様子やオペレーションの手順などなど。
映像ならではの表現力を活せば、より効果の高い教育が可能になります。

売り場で働くスタッフを映像でしっかり教育したい

おはなしの概要
教育用ビデオを作る
ライフバード株式会社さま(仮称)は、千葉県内にDIYチェーン「シンプルライフ」を40店舗展開する流通企業。ここ数年で多店舗化が一気に進展。社員教育が後手後手に回る状態が続いていました。これに対処するため、全エリア共通の統一教育用ビデオ作成を考案。同時に業者探しを始めました。うまく委託先は見つけることができるでしょうか。

制作の条件
●完全密着取材がいいな ●特殊な撮影もある ●内容を完全に理解してほしい
●途中で飽きないように ●チャプターで分けて活用したい

お客様にお伺いしたおはなしをもとに再構成したストーリーです。
ケーススタディとして、ご検討の参考にしていただければ幸いです。


統一した教育を実施したい


智子さん : 今回ビデオのポイントは、●全店共通で技術とルールを統一すること。これが実現できるのはやはりDVDね。DVDなら、各店舗に配布して使ってもらえるし、わざわざ本部のスタッフが店舗に出向かなくても、各売り場の責任者が教育できるし。何より伝えるべき内容が統一されるのがいいわ。

部下くん : そうですね、DVD最大のメリットはそこですよ。ただ松本先輩、教育用ビデオを作製するのはいいですが、うちはオペレーションが特殊じゃないですか。その手順とか様子、きまりごとをきちんと映像にできますかね??

智子さん : そこが注意点ね。思うのは、スタッフの完全密着取材をしてほしいってこと。そうしないと一日の業務の流れも分からないし、仕事の意味・作業の意義もうまく伝わらないと思う。

部下くん : そうですね、そういったことが得意な業者さんがいいな。僕、以前テレビでそれに近い番組見たことありますけど、すごくよく分かりましたよ。

智子さん : あと、うちって流通業だけど 店舗に併設してガソリンスタンドとか、飲食も展開してるじゃない。スタンドはサービス工場もあるし、そのあたりの特殊な現場も撮影してほしいな。
こういうのって、言葉で説明してもなかなか伝わらないのよね。機械関係については、女性には特に理解が 難しいみたいだし。

部下くん : まさに。そのあたりを「言葉ではなく」映像で伝えられたら研修がラクになりますね。四の五の言う前に現場を映像で見せるのが得策ですよ。

智子さん : …そんな条件で今、google検索してみたら、こんな会社が出てきたわよ。

部下くん : くすのき台エージェンシーですね、それ僕も知ってます。いろんなサンプルが乗ってて、見てて面白いですよね(笑)。


理念まで理解して、制作


智子さん : 私が惹かれたのは、この「社員教育ビデオ」。まさにテレビの「密着取材」みたいな感じ。なかなか面白いじゃない。

部下くん : そう、こういうのがいいと思います。

智子さん : ところで。教育用ビデオを委託するにしても、私は先方の担当者に、私の思いとか教育思想をしっかり理解してほしい。作業として流すような作り方だと困るな。

部下くん : 僕も同意です。だから映像会社さんには、単に映像を作るってことじゃなく、うちの教育研修の一端を担うって認識も持ってもらわないと。そういう会社さんに頼みたいです。

智子さん : そうね、それが絶対条件だわ。

部下くん : ところで、僕前勤めてた会社で教育用ビデオがあったんですけど、今だから言えるけど…かなり退屈な内容だったなぁ(笑)。とにかく変化に乏しい映像で、見てて2分で眠くなってくる。

智子さん : それは困りものね。まぁバラエティ番組ではないからそんな余興的な演出に走る必要はないけど、少なくとも見る側を飽きさせない工夫とかアイデアは必須かも。

部下くん : そうですね。そのあたりのさじ加減というか、テイストを巧みに反映できる業者さんだといいな。

智子さん : くすのき台さんは、どうやらその辺が得意みたい。他のサンプルを見ても、かなりテレビ番組的な、楽しげな雰囲気を重視しているみたいだから。

部下くん : あと松本先輩、大事なのは作った映像をどのように活用するか、ですよ。映像だけをずーっと見せるのではなく、講義に絡めながら、要所要所を見せていくのが効果的だと思う。その方が受講生も飽きないし。

智子さん : さすがキミ。そうそう、それは大事。映像だけ見続けるのは苦痛だもんね。

部下くん : そのためには、内容がチャプター切りされてる必要がありますね。そのあたりも構成の妙になってきます。つまり、映像作品である以前に研修内容をいかに理解して、全体でどのように活用するか。そこまでにらんで制作してくれる会社が、条件になると思いますよ。
>>装丁サンプルはこちら

智子さん : そうね。くすのき台さんならその辺も得意そうだし、では問い合わせる前に具体的な条件を一度まとめてみましょうか。

部下くん : まずは「密着取材ができるかどうか」、このためには、丸一日それ専用の撮影日が必要ってことですね。そして、現場の細かい様子なども撮影できるかどうか。

智子さん : 担当ディレクターは、制作すること以上に我々との共通認識・徹底した教育内容の理解を求めたい。単に映像を作るという淡々とした態度はお断りです。

部下くん : 最終的には、チャプターごとに分割収録、と。内容的にはだから、いかに多くの収録日を確保できるかですね。そのためにも撮影費はできるだけリーズナブルな方がいいな。

智子さん : まとめると、こうなるわね。
 


スタッフの一日の動きをライブ的に見せられる。DVD動画ならではの効果といえる


------ 密着取材とは


説明するよりも、実際に映像で見せた方がより伝わる上にわかりやすい


------ 特殊な撮影も


会社の理念まできちんと理解しなければ本当の意味で効果のある映像は作れない


------ 教育内容の把握


見て飽きない演出は大事。見てもらえないと教育どころではなくなってしまう


------ 興味を引かせる


研修の内容に合わせてコンテンツを段落分けするのはとても大切


------ チャプター区切り


単に仕事として流すのではなく、教育の真意まで汲み取り、一体となって制作する


------ 制作スタンス




智子さん : なるほど、予算的にも無理のない範囲でまとまりそうじゃない。

部下くん : そう、これなら経理部にも出しやすいです。教育用だから、どこか一箇所で集中して撮影ってわけにはいかないじゃないですか。現場あり、売り場あり、工場あり。要素はあちこちにありますから。

智子さん : うちは店舗が県内各所に散らばっているので、どう考えても一箇所のお店だけで撮影は終わらない。そういうときに、追加撮影のチャージが安いと助かるわ。

部下くん : 万一、急遽社長命令で追加撮影が発生しても、複数の日程で予定を組んでいればいろいろ対応ができますし。

智子さん : そうね、それも見逃せないわ。

智子さん : さあ、さっそく依頼して、制作を開始しましょう。ここからが本番よ。

部下くん : 了解です。僕も見積もり内容に確認が取れ次第、経理の方に了解を得られるように提出します。

智子さん : どんな作品になるか楽しみね。


 


手間を惜しまず、各地での映像を収録し た作品は見る側の集中度も違ってくる





教育用映像は、当社ではとりわけ深い思い入れで制作しています。単に代行制作するのではなく、教育の一端を担うくらいの気持ちで取り組む…。だからこそ、有用で効果のある映像を作れるのです。極端にいえば、映像を作る前段階で、担当ディレクターが研修講師の代わりができるほどになる。それがくすのき台エージェンシーの制作スタンス。このため、事前取材、事前打合せを最重視しています。御社の社員に対する思い、お客さまへの思い、そして全社員で思い描いている企業理念…。こうしたものを、業務を越え、共通の願いとして認識しかたちにしていく。それができて初めて当社の業務は完了します。会社の発展は、全社員の思いと技術、精神の共有からはじまる…。社員教育用ビデオは、それを具体的な形に昇華することができます。