長編制作の実際
まんべんのない大規模制作は長編制作プランとなります
長編ならではの本篇尺。理想的な制作が実現
企業内教育用ビデオやマニュアルビデオ。省略の効かない、完璧な制作が求められます。この場合、本篇をチャプター分けする「長編制作」がおススメです。長編で作成すれば、説明したいこと・解説したいことを完全に映像化できます。ポイントは「チャプターで分割する」こと。こうすれば、講義に絡めて適宜該当箇所を再生したり、必要に応じてコンパクトに動画を活用したりと応用幅が広がります。下の図解は、まさにその一例となります。

クリックで図版が拡大表示されます。

長編タイムライン

こちらは、当社が制作時に作成している「タイムライン資料」の一部。本篇を帯に見立て、その帯を書籍で言うところの「目次」として内容を俯瞰するものです。たとえば本篇が15分前後になる場合でも、上記のように「チャプター分け」しておけば、セミナー最中、必要な部分のみを「完結コンテンツ」扱いで活用することもできる。このように、実際の活用場面を想像しながらプロジェクトを組むのが、企業用ビデオ制作の肝といえます。

長編制作・ディレクターのアドバイス
7分以上の制作が「長編制作」

原則として、本篇が合計7分を超える場合「長編」として制作します。
一般的に企業用ビデオの80%が「7分未満」と言われています。
当社でもこの慣しに則り、7分以上を長尺ものとして捉え、制作しています。
 
より効果的な作品づくりのために

本篇が7分を超える場合、複数トラックに分割・チャプター分けすると大変見やすくなります。本篇を小分けするので、内容に合わせて講義を間にはさんだりと、多角的な活用が可能になります。狙った場所で頭出しできる便利さも見逃せません。

映像視聴の賞味期限は「7分前後」

商品PRビデオや会社案内ビデオは、見せられる側の印象を鑑み、7分前後にまとめるのがおすすめです。
特に店頭では、立ち止まって映像だけ数分間見続けてくれる人はあまりいません。そう、より短く、分かりやすく、テンポよくまとめるのが、企業用映像制作ではポイントになります。
 
長尺制作では「追加撮影」は必須

作品尺が7分を超える場合、追加撮影を加えた「多彩な要素収録」が必要。さまざまな要素を多角的に反映する必要があるからです。
分かりやすく、理解しやすい作品づくり。このためには「丁寧な撮影」こそ、肝要。見る側を退屈させないため、ここは必須の作業となります。
じっくり内容を精査し、ごまかしや惰りのない撮影テイクが欠かせません。こうした工夫が、よりよい完成度に大きく貢献します。

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