ENGカメラの詳細をご紹介

報道取材用の
ENGカメラとは

ふだん目にすることが少ないENGカメラを
じっくり見てみましょう
ふだん目にすることが少ないENGカメラ
あらためてじっくりと見てみましょう。
  1. 1. ガンマイク
  2. 2. マニュアルレンズ
  3. 3. 各社共通配置スイッチ
  4. 3. ゲイン・ホワイト
  5. 4. 本体LCDモニター
  6. 4. LCDモニター
  1. 5. 記録カードスロット
  2. 5. カードスロット
  3. 6. チューナースロット
  4. 6. 受信機スロット
  5. 7. 設定シーリングパネル
  6. 7. 設定パネル
  7. 7. シーリングパネル
  8. 8. バッテリープレート
  9. 8. 本体バッテリー

ENGとは、エレクトロニック・ニュース・ギャザリングの略語で、俗に「肩に担ぐスタイルの、業務放送用マニュアルレンズを搭載したカメラレコーダー」のこと。大型であるメリットは、より安定した撮影が可能であることと、良質なレンズによる高画質が実現できる点となります。

操作部分を
詳しくチェック

各機能を使いこなして、
カメラマンは撮影を行っています

共通配置スイッチ

カメラマン最手元のトグルスイッチ。業界共通の配置です。セーブ、ゲイン、カラーバー、ホワイトバランスプリセットの順。物理スイッチなので手探り操作が可能。切替時のショックレスに対応したものもあります

エクステンダー

ENGレンズは、エクステンダー(望遠切替)のあるものもあります。これにより、規定倍率の2倍の望遠を実現可能。あくまで非常用ですが、機動力が必要な報道の現場では、あることで助かることも多いです

音声入力端子

カメラ背面にある音声入力端子。いわゆるキヤノン端子です。報道発表会などではXLRでライン音声が支給されるため、この端子は必須。キヤノン端子はロック機構があるので信頼性が高いことが特徴です

フロント側面

フロント側には、各カメラ独自にさまざまなスイッチが配置されています。当社ではフロントに音声レベルボリュウムを装備する機材のみを採用。これにより、ワンマンで音制御しながら撮影することが可能になります

なぜENG? デジカムより高画質?

テレビ局はなぜわざわざ
大型のカメラを使うのでしょうか

デジタル技術が飛躍的に発展し、現在プロ用機と民生用機の性能差はほとんどありません。同様に、ENGとデジカムもその「実用性能差」はほとんどありません(もちろん本気で勝負すれば、その差は歴然ですが)。 ではなぜテレビ局は、消費電力も人員も資材も運搬移動費も格段に多くなるENGをわざわざ使うのでしょうか…その答えは「お作法」だから。 分かりやすく言えば、お医者さんの白衣のようなもの。白衣を着なくとも、診療・治療・手術はできます。が、普段着で診察しようとするお医者さんを、あなたは信頼できますか? つまり、そういうこと。報道クルーにとってのENGは、いわば「正装」。あるべき姿で取材を行う・だからこそ正しい取材の形が調う、そのためにENGを使っている、というわけです。