静岡県の税理士事務所「アイクス税理士法人」さま。 2010年に開設40周年を迎え、これを記念してのイベントが開催されました。 当日は、40年の歴史を映像で紹介するムービーもご披露。 今回こちらの作品制作を、くすのき台エージェンシーにご依頼されました。 計画当初は、何から始めればよいかも分からなかったというスタッフの皆さん。 実際の進行ではどのような雰囲気だったのでしょうか。 ご担当者さまにインタビューしてみました。 |
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----アイクス税理士法人さんの沿革を教えてください。
飯田 今から40年前、創始者である飯田昭夫が静岡市で開業しました。飯田昭夫は、もともと税務署員。なので、最初はお客さんの数も少なく 大変苦労したようです。が、地元の皆さまの多大なるご支持に支えられ 今日の税理士法人へと成長を続けてまいりました。 現在、社員45名、税理士4名。社労士法人や経営コンサルタントの会社など 関連4社を擁する税理士事務所として、広く業務を行なわせていただいています。 ----今回の40周年記念事業の概要は、どんなものでしたか?
飯田 メインテーマは、お客さまへ「感謝の気持ち」を伝えること。このため、今回はあえてパーティ的スタイルを避けました。 飲食等をご提供するのもひとつの感謝表現と思いますが、 それだけではなく「知的な意味で」お客さまに得るもののあるイベントにしたかった。 かといってお堅い雰囲気ではなく、難しすぎない、親しみやすい雰囲気…。 山口 そのため、将棋士の羽生善治さんの講演を企画。 プラス、当社の歴史を映像でご紹介するスタイルを考えたわけです。 ----実際は、どのような作業を行なわれたのでしょうか。
飯田 はい、今回の40周年事業は 社内4チームに分かれ、半年以上前から作業を開始しました。1つは講演イベントの管理、もうひとつはお客さま交流の 一端となる「ご紹介コンテンツ」の制作チーム。そして社史映像を制作する チームです。 ----社史映像を制作する上で、
山口 ここ数年、社内で映像を作る機会が多くなっていました。何かきっかけのようなものはありましたか? それはたとえば恒例イベントだったり、節目の飲み会だったり(笑)。 なので、今回の映像も最初は社員自ら作る案が有力でした。 ですが、お客さまに見てもらう映像だし、また 「たった一回の上映で」内容を完全に理解してもらう必要もあった。 そう考え、制作は外部のプロフェッショナルに発注するのも 一案かな、とも考えるようになりました。 ただ、例によって毎日多忙で(笑)、実際に制作会社の選定に入ったのは イベント開催の一ヶ月前でした(笑)。 |
![]() 会社の節目となるアニバーサリーには、それにふさわしい映像がほしいもの ![]() お客さまに得るもののあるイベント。この実現のため映像を活用するのはまさに得策 ![]() 短い期間で手堅く、いい作品を完成させるために。アウトソーシングも一案といえる |
----制作会社探しのスタートですね。
山口 はい。ですが、何から手をつけてよいかも分からない。作品のテーマも、内容も。どう絞って何をセレクトすればいいか…。 正直迷うことだらけ(笑)。なので「まずは業者さんに話を聞いてみよう」 的な雰囲気もあったと思います。そこで見えてくるものもあるだろう、と。 飯田 そうですね、とりあえず過去の写真を大量に集めたりね。 でも、その先にすべきことがわからなかった。 ----制作会社さんは、ネットで検索されたんですか?
山口 はい。最初は静岡の地元制作会社を検索しました。ですが…正直申しましてピン! とくる会社さんは、なかったんです。 その要因は、例えばホームページの質感がチープだったり、 内容が分かりにくかったり、サンプル動画がなかったり…。 仮にサンプル動画があっても、 「スライドショーに毛が生えたような」しろものだったり。 …確かに今回、予算の制限はありました。でも さすがに素人プラスα程度の完成度では困ります。 そんなわけで、同時に ネット上でメジャーな制作会社のページも閲覧しました。 ですが…こちらはこちらで問題があった。 最大のネックは、値段が高すぎること。数十万、中には数百万の会社も…。 我々は、イベントの1コマで流すものを作りたいだけだった。 そんな「1パーツ」に、100万円近い金額など出せません。 このように、多くの会社で大変高額な価格が表示されていました。 また、表記価格は15万円、30万円から、となっている会社も 早見表で計算すると、軽く80万円を超えてしまったり…。 飯田 そういう会社ってホームページの印象だけで 大体察しがつきますね(笑)。 妙にきれいにレイアウトされているんだけど、 その分近寄りがたく、かつ 「ここに頼んだら、いくらボラれちゃうんだろう??」みたいな(笑)。 そういう第一印象を強く持ちました。 山口 といった経緯で(笑)。まず、ネットで業者を探す際の 基準を定めました。第一に「サンプル動画が掲載されていること」。 サンプルがないと、求める雰囲気に合致するかどうかもわかりません。 かつ、ホームページのつくりがきちんとしていること。 そして重要なのは「価格がきちんと明示されていること」。 もちろん、我々が納得できる価格であることは 言うまでもありません。 飯田 その結果、たどりついたのが 「くすのき台エージェンシー」さんだったんですね。 |
![]() 昔の写真を集めるのは基本の作業。ただ、プロにたのめば写真なしでも十分歴史映像を作成できる ![]() 分かりやすく構成する。これは一朝一夕にはできないもの。 ここは専門の業者に頼むのがベスト ![]() 凝った画面でも、表現の仕方次第で低コストに抑えられる。 くれぐれも ぼったくり系の映像制作業者には注意したい ![]() 実際の完成映像がどんな雰囲気になるのか。サンプル動画があればある程度推測できる |
----くすのき台エージェンシーの第一印象はいかがでしたか?
山口 まず、社史ビデオのサンプルを拝見しました。これがよかった。他社にありがちな、スライドショー的なものではなく。 コメントや解説など、大変立体的な構成。 「こういうのがあるといいよね」と話し合いました。 飯田 他社だと、どこかCMチックなものだったり、微妙に違う(笑)。 我々としては、アットホームといいますか、そういうテイストも重視してましたので くすのき台エージェンシーさんのサンプルには、とても好感を持ちました。 ----お打合せを開始したときの印象を教えて下さい。
山口 最初にお会いし、打合せをした「小一時間」。ここで、あらゆるものが一気に明確になりました。 それは作品のテーマ、方向性、内容構成の仕方、 これからのスケジュール、などなど。 「一気に霧が晴れる」といいますけど、まさにそんな感じ。 この打合せだけで、ゴールまでの道筋が文字通り明確になりました。 飯田 何しろ上映のスケジュールが30日後(笑)、待ったなしの状態。 この短い打合せの中で 要素をさっとまとめて 一気に内容を具現化できた、これには本当に助かりました。 山口 そうですね、それと打合せで分かりましたが、 第三者にご提示するためのいわば 「まっとうな映像作品を作る」ためには さまざまな要素が必要なんですね。 ですが、素人では そういったことを念頭に置きながら完成までのプロセス、 そして完成品をイメージするのは、大変難しい。 だからこそ、今回の打合せのような 的確な要素の取捨選択、内容決定、方向性フィクスの助言は 不可欠だと強く感じました。 |
![]() 写真だけではない、コメントだけでもない。さまざまな要素を織り交ぜるのがコツ ![]() 専門家に相談すれば、不明なこと・時間的なこと・用意すべき素材など、的確なアドバイスをもらえる ![]() たとえ低コストでも、担当ディレクターに創意工夫があれば、高い完成度の映像が出来上がる |
----実際の制作プロセスではいかがだったでしょう。
山口 打合せ段階でイメージを共有できたので、大変スムーズに進行できました。一方、時間のない中での 制作でしたが、たいへんクイックに、タイムリーに 修正にご対応いただけたのが強く印象に残っています。 飯田 正直我々からすると、どんなに紙ベースの資料を見たとしても 完成品のイメージは沸いてこないんですね。 なので、まずは「たたき台」としての初校を早く見せていただけたことが とても良かったと思います。 山口 今回は2回に分離しての撮影進行だったので、 初校での後送部分がありました。が、これも いわゆるたたき台としての効果でうまく進行できたと思います。 飯田 とにかく映像がきれい。その印象は強いです。 ハイビジョンではない通常の制作で、かつ大スクリーンでの投影でしたけど まったく瑕疵(かし)はなかった。画質は最高でした。 山口 僕が一番すごいと思ったのが、作り込みが進めば進むほど どんどん完成度が上がっていくんですよ。 特に印象に残っているのがテキストフォローの反映。 話者が話す言葉を表示するテロップなんですが、これがよかった。 このテロップがあるだけで、分かりやすさは格段に向上。 本当にいいなと感激しました。 ----そうした経緯を経て、完成に至ったわけですね。
飯田 当日は、お客さまから大変好評をいただくことができました。山口 そう。重要なのは、こうした映像は社外はもちろん 社内向けにも意義のある内容なんです。 というのも、40年といえば もはや会社の歴史を知らない社員がほとんど。 そうした若い世代の社員にも、改めて会社の歴史を知ってもらえる。 ひとことで社史ビデオといっても、さまざまな効果が秘められているんですね。 ----これから社史ビデオを作成しようと考えている方に
山口 まずは一度「プロに相談してみましょう」ということですね。アドバイスがあればお願いします 相談することでさまざまなことが明確になる。 結果、迷いもなくなりますし、一気にものごとが解決します。 また、一度プロが作るものを見るというのも重要。 そこから得られるヒントもあるし、 言葉は悪いですが「盗める」要素もたくさんありますから。 飯田 同時に「第三者的視点」の重要さも見逃せませんね。 社内に制作能力があったとしても、 第三者の立場から冷静に分析した内容があってこそ 作品に説得力が生まれます。 ましてお客さまにお見せする場合はなおさらです。 こうしたプロセスを経るのは必須だと感じました。 ----そうですね。本日はお忙しい中、ありがとうございました。
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![]() 難しい専門用語は使わず、誰でも理解できるよう説明してもらえるかどうか。これも、制作会社を選定する上での大事なポイント ![]() ハイビジョンは、確かに高画質。だが、標準画質の映像で制作してもかなりきれい。大スクリーンで投影しても瑕疵(かし)はなかなか見当たらない。しかも低コスト ![]() 社内のスタッフも、後日じっくりと鑑賞できる。しかも、書籍と違いリラックスして皆で楽しめる。ここが本の社史との大きな違い ![]() プロならではの技も多数。社内で制作をしているなら逆に一度、プロの作るものを目の当たりにし「盗む」のもいいかも |
社史を映像で作成する。この動きは今後、 さらにメジャーになるといわれています。 書籍の社史だけで終わらせず、イベント内で映像も上映。 これにより「分かりやすく」イメージで歴史を伝える…。 このためには、第三者による冷静かつ正確な分析が要となります。 無論、適切な価格と卓越した映像表現力・演出力も重要。 お客さまに喜んでいただける映像・パッケージを作り上げる。 そこには、単に撮影する・編集するという作業を超えた「創造性」が必須。 それはまさにくすのき台エージェンシーの「得意分野」。 くすのき台エージェンシーは、適切なアドバイス、豊富な資料、 そして的確な技術で お客さまのかけがえのない「歴史」をていねいに、大切にメディアへ封じ込めます。 |